ブラジル/ポルト・アレグレ出身、日本人の両親を持つ彼女は美的感覚や文化に壁は無いと信じ、福岡のデザイン学校を卒業後、東京へ渡りドメスティックブランドで勤務、その後もNYでファッション工科大学に入学、後に整形靴(足のトラブルに対応した靴)のショップで働き、多くの場合、顧みられず、痛めつけられてきた足を大切にする事を学ぶ。 その後、米国では高級シューズブランド、シャルル・ジョルダンとの仕事を開始、その中で1994年にアリカンテへ移り、2001年に同ブランドを立ち上げる。デザイナーは靴底やヒール、ラストなどあらゆるディティールにこだわる靴職人の技術に焦点をあて、その知識を守るため、Made in Spainならではのデザインを生み出している。
1950年代から続く老舗ファクトリー。
CHIE MIHARA の靴は、スペインでも屈指の靴の生産地で知られるアリカンテのエルダにある、ファミリー経営のファクトリーで生産されている。このファクトリーは1950 年代半ばに設立されたが、職人たちが持つ技術は更に歴史が長く1800 年代後半から5 世代を超えて受け継がれている。ファクトリーにおける生産プロセスは革の裁断から靴箱の準備まですべて手作業で行われており、すべての靴が品質管理チームによって細やかに管理され、最終的には60 人以上の手を渡り生産される。チエ・ミハラは、この職人の高い技術力、伝統、そしてファクトリーが提供している「Made in SPAIN」の品質に出会い恋をした。チエ・ミハラの芸術的な感性とこの高い技術力が出会ったことにより、類まれなる美しい靴が完成し、世界中の女性たちに愛され続けている。