いつも水金地火木土天冥海をご愛顧頂きありがとうございます。
ネコムラです。
本日は大切なお知らせがあり、ブログを書かせて頂きます。
水金地火木土天冥海のお店は7月末をもって閉店することになりました。
8月以降はオンラインショップは継続しつつ、不定期開催のポップアップイベント「水金サロン」を行うこととなります。
去年の4月から始まった水金20周年の旅では
1年かけて、作家の皆様が粛々と作り上げて下さった作品と空間を
楽しみに待っていて下さるお客様にお届けすることができました。
コロナ禍で不自由な環境、困難な状況でも、
その方の拠り所となるような品をお届けできるマニアックな架け橋として、水金の存在意義を強く感じました。
それは、ご縁でした。手と手が繋ぐ世界でした。
感染防止対策をしながら警戒心をもってお出掛けされ、不安な表情で水金までお越しくださった皆様が
最後は、嬉しそうに、楽しそうにお帰りになられる姿をお見送りしては、
胸がふわっと熱くなりました。
私たち水金スタッフにとっても冥利に尽きる一年でした。
足を運んで下さったお客様、ご遠方からいつもエールを送ってくださる皆様、
そして素晴らしいクリエイションを持つ作家の皆様へ
心より感謝申し上げます。
なぜ、水金のお店を閉めることになったか、
その一番の要因は、私バイヤー土村がアッシュペーフランスをこの7月で去ることに決めたためです。
これまで水金を応援してくださった皆様に、支えて下さった関係者の皆様にも、心からお詫び申し上げたいです。
申し訳ありません。
少し書かせてください。
継続すること、続けることが、私土村の信条でした。
何があってもそれだけはやれる自信があって、20年間水金をやってきました。
人から、「よく20年も同じこと続けられるね」と言われても、「だよね~」とへらへらしながらも
「全然続けられるし、しかも全然同じことじゃないし。いつも新鮮だし同じことの繰り返しじゃない」
と心の中で呟いておりました。
そのままなにも気づかなければ、あとまた20年やっていたかもしれません。
でも、コロナが世界を巻き込み、そして今、世界では考えられないようなことが起こっていて
深く考えさせられることがありました。
同じことをやっていても、何のためにやっているのか、
どういうゴールをもってやっているのか。
ひょいひょいと、瞬発力やジャンプ力で、何でもやってきすぎてしまった。
20周年をやり遂げた後、今後何を目指していくのか、わからなくなり、真っ白になりました。
世界は確実に変わり、自分のゴールも変わってしまった。
これは、区切りだと思いました。
いわゆる立ち止まって考える時間、なんてなくてもいいと思っていましたが、
やはり自分にもそれは必要でした。
お世話になったこの会社を卒業し、私は考え抜きます。
そして未来にもっと皆様を愉しませることができる自分であるために、精進します。
この思いや決断を理解してくれた、水金のスタッフ皆に感謝しかありません。
いつも笑いに溢れたチーム水金と、ずっと死ぬまで一緒に働いていたかったです。(みんなが嫌か 笑)
また育ててくださった関係者の皆様にも感謝申し上げます。
でもこのご縁はいつまでも続きます。
長くなりました。
20周年を一つの区切りとして、水金のお店は幕を閉じることになりますが
閉店となる7月末までのあと3か月間、水金は続きます。
ここまで紡がれたご縁
これまで支えて下さった皆様に恩返しができるよう、一層努めて参ります。
お近くにお越しの際はぜひ、この階段を上っていただいて遊びにいらしてください。
スタッフ一同、皆様とお会いできます事を楽しみにしております。