アッシュペーセレクション
- 今も、未来も -
#5 JACQUES LE CORRE リスボン
アッシュ・ぺー・フランスが数十年に渡り提案してきた、「永遠の定番アイテム」。それぞれのクリ エイターが持つ独自の美学やストーリーによって生み出された名作たちは、トレンドに関係なく、持ち主のアイデンティティを際立たせます。この連載では、誰もが気になるアッシュペーの「あの名作」の魅力を紐解きます。
機能美とフランスのエスプリが同居するデザイン
1985年にフランス・パリで設立されたJACQUES LE CORRE(ジャック・ル・コー)。“メイド・イン・フランス”をコンセプトに掲げ、クラシックでエレガントな型・素材・色の組み合わせが特徴的なブランドです。中でも、1998年に発表されたアイコンバッグ 「LISBON(リスボン)」は、アッシュ・ペー・フランスを代表するロングセラー商品であり、ワードローブに一つは持っていたいマストアイテム。バッグをキャンバスに見立て、毎シーズン様々な素材やカラーバリエーションのコレクションを発表しています。「リスボン」という名は、デザイナーが訪れたポルトガルの首都・リスボンに魅了されたことをきっかけに名付けられました。リスボンの街が持つ気取りの無い雰囲気を象徴するようなミニマルなデザイン、オケージョンを選ばず活躍する高い機能性、少しの丸みを帯びた上品なフォルムは、モードに流されることなく現在に至るまで多くのファンを持ちます。