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Mosterio de Oseira

D-due

MORRIÑA
スペインガリシア地方を巡る

スペイン北西部、ポルトガルに隣接するガリシア州。1960年代から続く、とても小さな老舗ドレスメーカーから生まれたブランドD-due(デ・ドゥエ)は今でもその場所でものづくりを続け、ブランド設立以来、この愛すべきガリシアでの生活をコンセプトの根底に置き、コレクションを発表し続けています。ガリシア語で郷愁や土地への想いや愛を意味する「モリーニャ」をタイトルに添え、数回に渡り掲載した特集の久しぶりの新作として、今回は2024年秋冬コレクションの舞台となったオセイラ修道院のご紹介と共に、デザイナーの一人である、ロサリオ・フロハン(通称チャロ)をモデルにしたLOOKBOOKをお楽しみください。
キリスト教三大巡礼地の一つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く巡礼道のなかでも内陸部であるオウレンセを通るルートに、この2024年秋冬コレクションのテーマとなったオセイラ修道院があります。スペイン語で熊を意味する"Oseira”の名前を持つこの修道院はサンティアゴから車で1時間ほどの、山々に囲まれた牧歌的な風景の中にポツンとそびえ立ち、荘厳な雰囲気に包まれています。
12世紀に設立され、1552年に大規模な火災に見舞われたこの修道院は、幾度となく再建され、何世紀もの間、文化的、社会的、精神的にもガリシアの人々に大きな影響を与えました。この修道院では、そんな長い間、石工や大工、ガラス職人、疲れ果てた騎士、修道士、そして略奪者たちが、門をくぐり、廊下を歩き、焚き火で調理をし、なかで眠り、そしてその眠りを覚ましました。

 
中には石細工の3つの回廊があり、春にはガリシアを代表する花である、カメリア(椿)もその蕾を咲かせます。このオセイラの修道院では今でも十数名の修道士たちが生活しており、訪れた巡礼者たちが汗を流し寝泊まりが出来るゲストハウスも併設されています。
また、この修道院はバロック様式とゴシック様式の基となる要素を併せ持ち、芸術的な建築としても知られています。名誉の大階段と呼ばれるこの階段は天井の窓やステンドグラスから光が注ぎこむ幻想的な光景です。
2024年秋冬コレクションでは、贅を尽くして随所に施された、石細工のレリーフをモチーフにした柄のテキスタイルも登場します。また、この美しいレリーフの模様から、A Flor de Piedra(石の花)というタイトルも名付けられました。
ヤシの木を彷彿とさせる捻じれたデザインの柱に囲まれた祈りの部屋や、連立するアーチの美しい回廊などに現れる石細工の職人的な仕事からは、その本物としての力強さ、細部までのこだわりにD-dueの洋服に共通するものを感じることができました。
5年ぶりに訪れたガリシアはモリーニャ(郷愁の念)を覚えると共に、まだまだ新しい魅力に満ちていました。D-dueの洋服を通して、この素晴らしい土地の良さを少しでも感じて頂けましたら幸いです。
 

About D-due


スペイン/ガリシア地方を拠点とする老舗ドレスメーカー発祥のブランド。デザイナーはロサリオ・フロハンとアルフレド・オルメドの二人。若手スタッフからベテランの職人までが大自然に囲まれたアトリエで家族のように生活することで生まれる、オートクチュールのように細部までこだわり抜かれたデザインと、グラフィカルなテキスタイルを用いたユニークで上質な素材、熟練したパターンメイキングによる着心地の良さが最大の魅力。ブランド名はダブルミーニングを意味し、物事を多方面から思考することの重要性を説いており、コンセプトとストーリー性に富んだコレクションを発表し続けている。
 

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