MAISON I
2023年春夏コレクションのテーマは「THE SUMMER OF THE CRAB」。ガリシアの子供たちの夏の思い出の場所であり、また現地の一大産業である漁業を支えてきた海とそこに住むカニやエビ等の生き物をモチーフに制作。
-カニ釣りや砂の城作り、そういった遊びは全て、子供たちにとっての夏休みの過ごし方の一場面であるだけでなく、大人たちにとっても、重荷から解放され、貝についた砂を洗った遠い日を思い出す時でもあります。また、同じ大西洋を望むガリシアの海岸線で行われる、何百人もの女性たちによる素晴らしい仕事によって捕獲された魚介類は、現地が誇る美食に名声と威信を与えています。海辺で見られる海藻、甲殻類、二枚貝、その他の珍味は水の質の良さと生命の可能性を感じさせます。また、河口にも様々な生態系があり、その生物学的特異点のお陰でこの地は独自の環境を育んできました。潮の満ち引きによって、気まぐれに現れては消えていく砂州は、この地のレクリエーションや漁業、そしてガリシアで最も重要な分野の一つである、缶詰産業を発展させる源となっています。
伝統的なガリシアのスタイルとして、農家の家庭で使われるホームファブリックには常に白いリネンが使われている。そこには持ち主のイニシャルや、様々な文様が刺繍されている。今回入荷するのは、そうした、とても人と親密なものとしての衣服を目指したMaisonシリーズ。同シリーズは人気のリネンの素材にウォッシュをかけて柔らかな風合いに仕上げ、日々の生活に寄り添ってくれるような優しい印象に仕上がっており、今シーズンはイメージソースであるカニやエビ、子供たちが随所に刺繍されている。
同シリーズは2023年3月31日(金)より、D-due取扱い店舗並びにオンラインショップにて入荷予定。