2023年5月13日（土）、イタリア・ミラノで活動するダニエラ・デ・マルキが4年ぶりに来日し、来店イベントを行います。
「ドロパージュ」と名づけられた独特の質感が、朝露の雫のように美しいダニエラ・デ・マルキのジュエリー。エナメルカラーが効いたそのメタルと、天然石とのコンビネーションは他にない存在感と個性を放ち、多くの女性を魅了しています。 彼女のこれまでの物語と、作品に込められた思いをご紹介します。
気さくな人柄で日本をこよなく愛するデザイナーとの交流イベントをどうぞお楽しみに。
ダニエラは、ヨーロピアン・インスティテュート・オブ・デザインで学んだ後、ジュエリーの世界に足を踏み入れました。
彼女の夢は、身につける人の個性を最大限に表現する新しいジュエリーを創り出すことでした。
2000年、運命に引き寄せられるようにミラノの中心地、大聖堂の近くのピアッティ通りに小さなアトリエを開き、「daniela de marchi」はスタートしました。ユニークで紛れもないスタイル、女性が自分のために選び楽しむジュエリーをつくるため、無我夢中で創作に励んだといいます。
そこで生み出されたジュエリーは、他にない質感の「ドロパージュ」とエナメルを纏った美しいカラー、そして秀逸なシェイプとバランスを持ち、すぐにブランドを象徴するものとなりました。 2002年にはH.P.FRANCEでの取り扱いがスタート、以降シーズンを追うごとに様々な表現でコレクションを進化させ、確固たるアイデンティティを確立していきます。
2人の子供の母となってもその情熱は留まることを知らず、2009年にはさらなる飛躍のため、元のアトリエの目の前に50坪以上の広さを持つアトリエブティックをオープン。
現在同じくミラノのポルタ・ヴェネツィアにもブティックを構え、作品とそこに込められた思いは、現在に至るまで多くの人々に愛されてきました。
ダニエラは、たとえ時代の流れに逆行していても、自身のジュエリーが持つべき特別感を保ち続けるよう心掛けてきた、と言います。手仕事、厳選された素材、メイド・イン・イタリーは、いつも欠かすことのできない要素。ブラス、ブロンズ、シルバーなどのメタルと天然石と美しく組み合わせ、コレクションを制作しています。
「ダニエラ・デ・マルキ」といえば、朝露のような小さな雫に覆われたメタルの質感が特徴的。「ドロパージュ」と名付けられたこのテクニックは、紛れもなくブランドの象徴です。 ダニエラ・デ・マルキのすべてのモデルの制作には、ロストワックスという古くからの技法が用いられています。ワックスで巧みに作成されたモデルを象り、メタルパーツがつくられます。
出来上がったパーツには、上からカラーエナメルをかけて、丁寧に磨き上げます。こうして小さな雫が本来の光沢を失うことなく浮かび上がり、エナメルは美しい色の背景となって、自然な光で輝くのです。
ブティックでは、多彩なコレクションから最も似合うジュエリーを提案するのはもちろん、それぞれに合わせたカスタマイズも受け付けています。その人に似合うメタルと石の色は、その人の髪や目、肌の色にヒントがあるといいます。 生地や色を決めサイズを測ってぴったりの一着を仕立てるように、個性に合わせながら、魅力を引き出すジュエリーを見つけられる、まさにジュエリーのテーラーと言えるでしょう。
ブランドをスタートした当初は、ジュエリーの素材はゴールドが当たり前だった時代。ブラスやブロンズのジュエリーはほとんど価値がないと思われ、職人を見つけるのはとても大変だったそう。 しかし今や、そうしたメタルやエナメル、天然石を組み合わせるからこそ叶う多彩なカラーが、新たな価値を生み出したのです。 若かりし頃に抱いた「自分らしさをより表現できるジュエリーを作りたい」という夢は現実のものとなり、今日も世界中でそれぞれの個性を輝かせています。
4年ぶりにイタリア・ミラノより、デザイナー ダニエラ・デ・マルキが来日し、来店イベントを開催いたします。
当日は、限定アイテムの他、豊富なラインナップで皆様をお迎えいたします。 デザイナー本人からジュエリー選びのアドバイスを聞けるまたとない機会にぜひご来店ください。
オンラインショップにもさまざまなデザイン、カラーのアイテムが揃いました。
ダニエラ・デ・マルキがつくるバリエーション豊かなジュエリーをぜひご覧ください。
デザイナーはイタリア人女性のダニエラ・デ・マルキ。ミラノのDomus Academyを卒業後、ジュエリー会社のコンサルティングやプロダクトマネージャーとして活躍。1999年、前職での経験を活かし自らのコレクション開始。シルバーやブロンズ等を使用したハンドメイドのジュエリーブランド。鋳型で象ったリトン（合金）シルバーやブロンズに色を施し、半貴石や貝等を組み合わせたボリューム感あるデザインを特徴としている。
