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DiCesare Designs

- 彫刻的なフォルムのアートな傘 -

 

ブロンズ彫刻アーティストのジョン ディチェザレが傘を彫刻に見立て,傘骨の構造からデザインしたブランド<ディチェザレ デザイン>。
その独特でユーモアのあるシルエットの傘は唯一無二の存在感です。

今回は、DiCesare Designsのブランド背景にフォーカス。元々彫刻家として活動していたデザイナーのジョン・ディチェザレさんへ、傘ブランド立ち上げについてのきっかけや、日本でのものづくりのこだわりなどを伺いました。

DiCesare Designsの作品が生まれるデザイナーのアトリエや制作風景の写真と共にお楽しみください。



■独特で他にないユニークなフォルムの傘を作り出すディチェザレ デザイン。デザイナーのジョン・ディチェザレさんは元々彫刻家として活動されてらっしゃいましたが、傘のブランドを立ち上げるきっかけとなるエピソードがあれば教えてください。

カナダの大学で彫刻美術を学んでいた際、傘はなぜいずれも円型で同じ形をしているのだろうか、彫刻のように美しいフォルムで変化に富んだ形の傘を人々が使用していたら街の風景はとても愉快で心地のよいものとなるだろう、と画一的な傘の形に疑問を抱きました。
そして、あったらいいな、と思う形の傘を自由な発想でドローイングし、やがて傘骨の構造からデザインする彫刻的フォルムの傘の構想が生まれました。

彫刻模型(1996)
傘のドローイング




■日本で傘づくりを行うこだわりはありますか?


大学で美術を学んでいた頃より日本美術に関心がありましたし、日本のアートシーンやカルチャーは私のモノづくりに大きな刺激を与えてくれます。
私がデザインした彫刻的なフォルムの傘を最高の技術でつくり上げてくれる職人も日本にいます。日本はブランドのコンセプトや私のアイディアを現実のものにする全てがそろっています。

 

独創的な傘のデザインを考えるときのインスピレーションはどこから得ていますか?

インスピレーションはさまざまな形でもたられますが、自然界の中に存在するものから生まれることがほとんどです。



■roomsSHOPでご紹介している晴雨兼用日傘のKABOCHAシリーズの特徴を教えてください。

傘を開いた際のフォルムがまるでかぼちゃの形をした彫刻的な立体美が印象的な傘です。
傘骨の長さや角度、傘生地のパターンなど、美しい形と傘としての機能を実現するために試行錯誤を何度も繰り返し完成に至った私も大好きなフォルムのひとつです。
鮮やかな色の傘生地、バンブー素材の各パーツ、趣のある木製の中棒のバランスがシンプルでとても上品です。
熟練した傘職人の丁寧な手作業により作製された傘なので、ご使用いただく毎に愛着がわき永くご愛用いただけると思います。

 

■仕事の合間のリフレッシュ方法は?

緑の多い公園や川沿いを散策したり、自転車に乗って少し遠くまで行ったりします。

■今後制作してみたいアイデアや挑戦してみたいことはありますか?

馬や羊など常に動物が身近にいる環境で育ったので生き物への関心は以前からあります。
その中でも人間の生活に寄り添う動物である犬にまずはフォーカスし、人間と犬の生活が豊かになるものをクリエーションしたいと考えています。

ディチェザレさんの愛車

DiCesare Designs

(ディチェザレ デザイン)
 

ブロンズ彫刻アーティストのジョン ディチェザレが傘を彫刻に見立て,傘骨の構造からデザインしたブランド<ディチェザレ デザイン>。
貝殻をモチーフにした日傘やパンプキンシェイプの雨傘等,スタイリングに素敵なアクセントをもたらすアートな傘のシリーズをデザインしています。芸術と技術が融合されたドラマティックな<ディチェザレ デザイン>の傘を雨の日、陽射しのそそぐ日に、空に咲かせるアートとしてお楽しみ下さい。
 

Designer Profile: ジョン・ディチェザレ

カナダ トロント生まれ。大学で彫刻美術を学んだ後、トロントにあるアートギャラリーにて勤務。その後、ブロンズアートスタジオにおいて、ブロンズアーティストとして多様な彫刻プロジェクトを担う。十余年前、傘を彫刻に見立てて傘骨からデザインしたユニークなフォルムの雨傘と日傘を構想。日本の傘文化に感銘を受け、来日。傘のデザインを研究、制作開始。巧妙な技術が織り込まれた、独創性に富んだ傘のシリーズを完成。



 

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